お金はエネルギーそのものだということを理解する

お金は資本主義が生み出したものですが、これはエネルギーそのものです。昔は金に裏付けされていましたが、今は信用に裏付けされている紙切れです。その紙切れも画面上の数字というデータになりつつあります。というか、データを物質化したのがお金だといえます。

なぜあんな紙切れのために人は一生の殆どの時間を働くのでしょうか。また、お金を目的とした犯罪が起こるのでしょうか。そして何でも示談という最終手段があるのでしょうか。

お金はエネルギーそのものだからです。資本主義において、お金は命である労働時間と引き換えに受取るものです。つまり、お金には時間が詰まっているのです。金持ちはお金で時間を買います。自分がしなくてもいいものはお金を払って人に任せます。

宝くじに当たった人のその後の人生を追うと、逆に借金漬けになって破産するケースが多いそうです。これは、お金のエネルギーを扱いきれない未熟な器のまま大金を手にしたからです。

貯金が数万円しかない人の銀行口座に、いきなり1億円が振り込まれたらどうなるか。幼児にナイフを持たせるようなものです。自分も他人も傷付く結果になるだけです。

『ロードオブザリング』という映画では、指輪が物語の中心にあります。指輪には魔力があり、それを手にした人の精神をおかしくしてしまいます。これはお金にも当てはまります。

お金に対する意識が成熟していないと、必ずこうなります。カードローンで数十万円借りられたから浮かれているのと同じです。

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