自己破産をするとどうなるか

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自己破産までの経緯

自己破産をした経緯は、若い頃の浪費が積もり積もって「いよいよ終わりが来たな」というパターンです。大学在学中は貧乏で仕送りもなく、アルバイトの稼ぎで足りないときはクレジットカードで分割払いやキャッシングをしていました。かといってカツカツに切り詰めた生活でもなく、人並みに旅行したり外食も付き合い程度にはしていました。その結果、クレジットカードの利用料が増えていきました。

社会人になってから借金はどうにかなっていましたが、FXをやって100万円くらい借金をしたという典型的なダメなパターンです。そしてそのときの会社が嫌過ぎて辞めて次の転職先を探すまでに3ヶ月かかり、その間借りたお金で生活をするという状態。

それからは借金が膨らみ、給料が入ったら全部クレジットカードや借金の返済で取られるというサイクルになってしまい、25万円の手取りが食費も残らないという状態で、またクレジットカードで買い物をするという悪循環。

そんなカツカツの中、友達の結婚式や病気などの急な出費が度々あり、支払いが給料より多くなって払えなくなったら分割やリボ払いに切り替えて何とか自分を騙していましたが、そういうときに限ってポンと5万円くらい入ってきたり何だかんだギリギリのところで助かったりしていました。

しかし限界が来て、奨学金・クレジットカード・消費者金融を合わせて600万円くらいの借金になっていました。「いよいよダメだな」と思って彼女に相談したら「詳しい人がいるから紹介する」ということで弁護士を紹介してもらいましたが「早く破産した方がいい」と言われました。

「じゃあお願いします」ということでその弁護士に手続きしてもらったのですが、もっと早くしておけばよかったです。

自己破産手続きをしてからどうなったか

弁護士さんのところに行ったのが11月で、すべて手続きが完了したのは翌年の7月でした。手続き開始すぐにクレジットカードの引き落としは止まって、奨学金や消費者金融も一旦払わなくてもいいと。

30万円の手取りから20万円くらいは入った瞬間引き落とされて、家賃と光熱費を払ったらもう残らないような状態だったのが、丸々30万円手元にあるんですね。そこから家賃と光熱費を払っても20万円ちょっと余ると。

食費や他のことには10万円も使わないから、丸々10万円貯金ができるようになり、地獄だった生活が一気に解決しました。ただ、裁判が終わるまでは20万円以上の貯蓄を作ってはいけないということで、弁護士費用やFXなどが絡んでいたので、管財人弁護士を間に入れる必要があり、その費用でお金は消えていきました。

本当に10年も耐えることはなかったと後悔しています。そして今のペースで年間100万円ちかく貯金ができるペースです。だとしたら10年で1000万円貯まっていたことになります。

実際の生活は、ようやく普通の生活ができるようになったという一言に尽きます。次の給料が入るまでに幾分かのお金が残っているという状態です。今までは手元にお金が残ったことがほとんどなかったのですが、ようやく普通になったという感じです。

弁護士の成功報酬があと16万円くらい残っていますが「分割で良い」と言ってもらっているので少しずつゆっくり返していきたいと思っています。あとは今後2000万円くらい貯金を作りたいと思っています。

まずは100万円を目指して副業を頑張ろうと思っています。

借金に苦しんでいる人へ

苦しいなら早めに弁護士に相談して自己破産をした方がいいと思います。次の支払いで引き落としがあるので、それまでに手続きを始めた方がいいと思います。手続きを始めたその月から支払いを一切しなくてよくなります。そして丸々お金が何とか手元に残る状態になります。

車や家など20万円以上の資産がある場合、弁護士に相談しつつ手放さないといけないというルールがありますが、破産を考えないといけない人って「車が」とか「家が」とか気にしている場合じゃないと思います。そういう維持費がかかるものは一旦手放した方が楽です。

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