焦ることのマイナス面
焦る場面
仕事でもプライベートでも焦る場面はあります。結論から言うと、焦るのは「想定外のことが起こったとき」と「想定したけど心の準備ができていないとき」の2パターンがあります。想定外のことが起こったということは、もちろん心の準備ができていない状態です。後者は「こういうことがあるんだろうな」と思っていたのにもかかわらず、それが起こったらどう対処するかのシミュレーションをしていなかった状態です。
焦ると自分では思ってもみなかったことをやったり言ったりしてしまい、後から振り返ると「何であのときあんなことやってしまったのか」と後悔だけが残ることになります。話が逸れますが、ジャズセッションなんかでは相手の演奏に刺激されて、自分では考えられないようなプレイができたということもありますが、これはプラスに働く例外です。
最悪を想定する
焦らずに済むには、最悪を想定することで対処できます。これは有名な方法ですが、古典的で間違いがないと思います。会社に勤めていれば、クビが最悪の場面です。格闘家であれば、死亡する/死亡させることです。医者であれば、死亡させることです。
仏教では「不安は直視すると消える」と教えられています。不安から逃げると、それはどこまでも追いかけて来てどんどん大きくなって自分を押し潰します。これからやることに対してどんな不安があるかを想定して、それと向き合って自分の行動をシミュレーションすることで、最悪のことが起こっても最悪の対応をしないで済みます。
でも「想定外」はシミュレーションできないのでは?
空手や拳法には「型」があります。相手の攻撃に対して「こう捌く」というパターンを体に覚えさせることで、相手の攻撃の「後の先」を取ることができます。つまり相手の攻撃が一段落する前にこちらが反撃するまでのバリエーションを豊富にして、尚且つそのスピードを磨くんですね。バリエーションが増えると「想定外」の攻撃に対しても色んな組み合わせができるので、対処できてしまうんです。
これと同じで、色んな場面の最悪を想定してシミュレーションしておくことで、自然と対処できるようになっていきます。これには場数が必要で、意識的にトレーニングする必要があります。
お寺の掲示板
お寺の掲示板に以下のように書かれた紙が貼られていました。
- 急がず
- 焦らず
- 怒らず
- 奢らず
- 腐らず
- ためらわず
急ぐとロクなことがない、焦るとロクなことがない、怒るとロクなことがない、奢るとロクなことがない、腐るとロクなことがない、ためらうとロクなことがない、という意味ですね。ここでも「焦らず」と言われているので間違いないです。
