お金を追う姿勢はあるけれど、周りにそのオーラを出すことに対してメンタルブロックしている人はいると思います。「数学の点数85点取りたい」という中学生や「今月の営業成績を目標より上回りたいから営業頑張る」と言っている会社員などは「お、コイツ頑張ってるな」とプラスのイメージになります。
ここで、お金を追う姿勢は出した方が良いのかといえば、年齢とステージによります。20代なら前面に出した方が良いです。「自分、何でもいいんでガンガン稼ぎたいです。頑張ります」という若者がいたとすると、お金がない人は、こういうイキッている若者を嫌います。
一方、お金があって上の立場の人は、こういうイキの良い若手は嫌いではありません。なぜなら昔の自分を見ているようだからです。そしてこういう先輩に引き上げてもらうチャンスが多くなります。
「別に・・・お金とかそういう・・・」という中途半端でギラついていない若者に対しては「教えてやろう」という意欲がそがれます。彼はチャンスを自分で潰しています。
「この世界に入ったからには死ぬ気で頑張ります!」と言う若者には「こいつを何とかしてやりたい」と思いますよね。指導に熱が入り、気付いたら引き上げているという状態。
成功者が「お金は追ったら逃げる」とか「お金のために仕事してたら儲からない」と言ったり、スーパー営業マンが「商品を売るのを止めたら売れる」と言うのは、横綱の戦い方です。
しかしこういう横綱も最初はお金を追って失敗を重ねてきたからこそ、今の横綱の地位を獲得してその戦い方ができるのであって、ある程度のステージにならないといけません。
お金を稼ぐことは手段であり、目的ではありませんが、最初は目的にしてしまうのが良いです。最初から手段と考えるよりは、ガンガン稼ぐことだけにフォーカスして目的にしてしまうと、稼いでキャッシュが溜まってくると「このお金があればこれができる」「このお金でこうしたい」という本当の目的が出てきます。