そこそこ稼ぎがあるにもかかわらず、お金がない人は実は結構多いです。金融・広告・商社に勤めている人は貯金がない人が多いです。この業界のサラリーマンは多業種に比べて年収が高い傾向にあります。就活人気で上位を埋め尽くしている企業ですが、彼らは貯金ができていません。つまり「年収が高い=貯金が多い」ではなく、全く比例していません。何なら借金している人が多いです。
お金がない人のお金の使い方
第1位.飲み
所属している会社によりますが、仕事を終えた後、上司と飲みに行く機会がメチャクチャ多いです。それが文化、当たり前になっています。まず焼鳥。次にバー。次にキャバクラ。この3点セットを週3回やらかします。この3点セットを文化にしているのが、金融・広告・商社辺りに多いです。
こういう3点セットをやらかす理由はストレスです。ある上司にこの3点セットを週2回同行していた体験では、上司が「飲まなやってられん」とポロッと言ったのを覚えています。これが本音です。
第2位.使途不明
「給料これだけで、支出がこれだけで・・・本当ならこれだけ余る筈だけど」と言うサラリーマン。「使途不明金で全部ありません」という人はメチャクチャ沢山います。「僕何もしてませんけどいきなりPCフリーズしました」みたいな感じですが、自分に原因があるのは明らかで、何かに使ったんです。そんな感覚なんです。通常、手取り25万円のうち、5万円は何に使ったか分からないです。そして「18万円くらい使っている感覚がないぞ?」「何に使っているか分からないけど、18万円くらいお金消えてる」という感覚。
これは出社の際にタクシーに乗るのが原因です。疲れ過ぎて朝早過ぎてダルイからタクシーで会社行こうという訳です。そして帰宅もタクシーです。体力的にもメンタル的にも余裕がなく、クッタクタなので電車やバスに乗れないというだけです。
車営業で遠方に行く場合、高速料金は自腹です。本来それは営業経費なので会社に戻ってPCで書類を作って提出すれば返ってきますが、これをやりません。その理由は「あれやらないと怒られる、この数字を詰めないとヤバイ、お客さんから電話があるかもしれない」など、全く余裕がありません。ピリピリした空気の中でPCカチャカチャやって「1500円かかりました。経費申請しまーす」と言う余裕がメンタル的にありません。それどころか「考えることが多過ぎて1500円とかどーでもいいわ」となります。戦場で銃弾飛び交っている中でゆっくり靴紐結ばないということです。なので経費の申請もしない。
これは営業マンあるあるですが、1日にアポが2、3件ある場合、1件目のアポが終わるとコンビニで缶コーヒーとサンドイッチを買って一服します。そしてアポが終わる度にコンビニで何か買う訳です。
つまり、使途不明金が多い人は、自分の余裕の無さからストレスが溜まり、知らず知らずのうちにお金をガンガン使っているということです。
第3位.車
イキリ会社に勤めていると、入社2年目くらいでBMW買うヤツってメチャクチャ多いんです。車が好き、BMWが好きというなら買えばいいと思います。しかし入社2年目でフルローンでBMW買う理由は承認欲求からです。「オレはこんな会社やからBM乗ってんぞ」という承認欲求で買っているのは入社2年目で半分くらいいます。若くてお金がないというのは、車は大きい金額なのであるあるです。
これら3つにお金を使ってお金がないという根本の原因は、メンタルに余裕がないことと、仕事のストレスです。そして承認欲求。「モノを持つ承認欲求」は年齢を重ねるうちに消えていきます。入社したての20代は財布や時計やスーツはブランドの高級品で固めています。
しかしながら、メンタルに余裕がないことと仕事のストレスは年齢を重ねれば解消していくものではありません。センスのないFPが使途不明金の多い人に対して「何に使っているか明文化して家計簿を付けましょう」「定期的に銀行口座を見てお金がなくなっていく感覚を確認しましょう」などと言いますが、そういう話ではありません。
焼鳥・バー・キャバクラの3点セットをガンガンやらかしたり、使途不明金がメチャクチャ多いのは、メンタルの余裕のなさと、仕事のストレスから来ています。仕事をするうえでどうすれば余裕が持てるようになるのか、仕事以外のことを考えるなどの、思考の隙を作れるか。これは本業の仕事のことを改善しないといけないということです。
まとめ
コンビニに行くのを止めることから始めよう。
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