お金の怖さとは – 借金よりも借金する原因の方が怖い

お金は正の側面、負の側面がありますが、負の側面を見ていきます。結論は「トチ狂う」です。普通は誰でも「1+1=2」と答えますが、トチ狂うと「1+1=3」と答えるようになります。お金に飲まれてしまって冷静さが失われます。これは、不安の中にブチ込まれたときにトチ狂うことになります。

例えば

  • 急に思いがけずお金が減った
  • 入ってくると思っていたお金が入ってこなかった
  • 予期せぬ出費

心の準備ができていないタイミングでいきなりお金の不安にブチ込まれたときにトチ狂います。資産形成をコツコツする一番の目的は、お金でトチ狂わないようにすることです。

何かで成功してお金持ちになった人には2種類います。
①お金で苦しんだ経験があるお金持ち
②お金で苦しんだ経験がないお金持ち

そして②は調子に乗ります。例えば若くして成功したユーチューバー、IT起業家、スポーツ選手などですね。こういう人たちは十中八九調子に乗ります。ブランド物、高級車、高級腕時計を買い漁って港区のタワマンに生息しています。

彼らがどこかのタイミングで微妙にうまくいかなくなってお金が減っていって、人間としてもトチ狂っていき、人間関係が崩壊して再起不能で終わっていくというパターン。お金が減って終わりではなく、人間関係が終わる。

一方で①は調子に乗らない。歯車ひとつでどっちに転ぶか分からないことを経験上知っているからです。今たまたま成功してお金があるけれども、こんなものはすぐになくなるという危機感が強烈にあります。

年収500万円と5000万円の差は「たまたまこのタイミングで助けてもらった」「たまたまそういう環境だった」とかの歯車1コの差であって、秒速で変わります。

お金が増えた・減ったということよりも、人間自体がトチ狂ってしまうのがお金の怖さです。「歯車ひとつでどっちに転ぶか分からない」という現実を知っているかどうか。そしてコツコツと資産形成しながらお金でトチ狂わないベースを作ることが大切です。

また「お金なんてどうなってもいい」という一部マインドを持つ。そして「お金で全ては買えない」ということも覚えておく。これらを総合的に戒めとして覚えておけばお金でトチ狂うことはないでしょう。

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