挫折しか成功を生まない件について【失敗の選別機能】

エジソンの名言に「1万通りのうまくいかない方法を発見しただけ」というものがありますが、本当にその通りです。1万回失敗したとは考えていないんですね。

失敗は自分にとって重要なものとそうでないものを分けてくれます。適正がある/ない、関心がある/ない、自分が望んでいる/望んでいないなど、選別することができます。アルバイトを例にとると、アルバイトはそんなに稼げませんが、ほとんどの時間をアルバイトに取られてしまいます。自分の時間を時給と交換するだけです。これは本当にしんどい。これは「雇われる」ということと相性が悪いということに気付いたことになります。

上場企業を作りたい。作ってみたら組織や人間関係がしんどい。これも大企業を経営するということと相性が悪いということに気付いたことになります。そこから自分はどう動くか。会社をバイアウトして個人事業主になるか、投資家になるか。

こういう過去の失敗は「これは違うな」「これはしっくりくるな」という選別をして人生から選択肢を削ぎ落していくということです。そして2つ目の失敗が次の道を明示してくれます。

そうやって失敗を重ねている人は、普通の常識に従って「周りがそうだから」という理由で動く人よりも動機が強いです。「なぜ自分はこれをするのか」「何のためにこれをしないのか」ということがハッキリしています。なぜなら失敗が根拠になっているからです。必然的に選択肢を削ぎ落してきているからです。背水の陣というやつです。

失敗を痛感することも必然です。「商品を作ってみたが売れない」「投資してみたが利益を出せない」「ブログを書いてみたが全く読んでもらえない」など、何かに挑戦すると壁にぶち当たってその壁の高さに平伏すことになります。こういう経験は若いうちに沢山するほど有利になります。「頭を打つ」経験ですね。

そうなると自分のレベルを上げることに集中するしかなくなります。より良いものを作る、より良いものを書く。「自分にとってはこれしかない」という必然性と「何のために」という動機によって頭の中がシンプルになります。

なので、心配を否定的に捉えないことです。失敗することは、選択肢を削ぎ落しながら本当の自分に近づいているということなので、安心してください。やってみて失敗することには時間がかかりません。それよりも大事なことが失敗したときに考えることです。

「このままでいいのか?」と考えて下さい。ダラダラと時間を過ごさないことです。決断して「こうするべきじゃないか」という道にキチンと移動することが大事です。

失敗する人を笑う人がいますが、彼らは挑戦者ではないから笑えるんです。そういう人は無視でOKです。失敗して這い上がった人は、もっと上に行きます。だから笑う人よりも笑われている人の方が上に行っちゃいます。

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