積立投資を継続
今は空前の投資ブームで、一般の方でも「月3万円を新NISAで積み立てる」といった形で投資信託を買っている人が多いと思います。今日の話は、株の売買をなりわいにするプロ向けではなく、あくまで余剰資金でコツコツ積み立てている一般の方向けの内容です。直近では日経平均の歴史的暴落やアメリカ経済の先行き不安など、相場がバタバタしていますが、私が一貫して言いたいのは「継続すること」が何より大事だということです。
1. 「お金が減る」という経験不足
サラリーマンや公務員など、決まった給料の中で生活している一般の方は、実は「自分のお金が減る」ということに対する耐性が非常に低いです。個人事業主や起業家であれば、広告費が100万無駄になったといった「損」の連続に慣れていますが、一般の方は限られた予算をやりくりするプロであっても、資産が目減りする経験は初めてのことが多いはずです。
20年、30年と積み上げていく過程で暴落が起きるのは当たり前なのですが、いざ自分の資産が減る現実を突きつけられると、感情が揺さぶられて「もう終わりだ」とパニックになってしまいます。しかし、そもそも相場には波があることを前提に始めたはずです。まずは冷静になることが大切です。
2. 「継続」をなめてはいけない
30年間継続することを簡単に考えている人も注意が必要です。この5〜6年の投資ブームに乗って、「なんとなくの流行り」や「煽り」で始めた人は、風潮が変わると一気にやめてしまう可能性が高いです。
意外なことに、今回のような歴史的暴落の時には人はあまりやめません。なぜなら、まだ投資に熱量があり、周囲も「今は耐えろ」という情報を発信しているからです。本当に脱落者が増えるのは、ニュースにもならず、誰の話題にも上がらなくなった時です。3〜4年かけてじりじりと、何の材料もなく下がり続ける時期。この「凪(なぎ)」の状態に耐えられず、多くの人がひっそりと積み立てをやめていきます。
3. 投資した「お金ごとき」に負けない
長期投資を続けるための独自の考え方として、「自分とお金、どちらが上に立つべきか」という視点を提案します。結論から言えば、自分の方が圧倒的に上に立つべきです。
投資したお金が暴落でごちゃごちゃ言っている程度で、自分のメンタルをぴよぴよと振り回されている場合ではありません。それは自分という存在、自分の価値に対する「冒涜」です。あなたには仕事があり、家族がいれば子供にとって唯一の親であり、これから何十年も価値を生み出していく人生があります。その豊かな人生の上に、投資という手段が乗っかっているだけなのです。
4. 身の丈に合った設定金額の重要性
最近は「FIRE」や「資産形成」が叫ばれ、年収500万円の人が無理をして月10万、20万と積み立て、将来的に数億円を目指すような話もありますが、これは現実的ではありません。なぜなら、自分の稼ぎに対して「投資額の塊」が大きくなりすぎると、1日の変動で数年分の年収が吹き飛ぶようになり、メンタルが耐えきれなくなるからです。
大切なのは、あくまで「余剰資金」でやること。そして、「投資したお金ごとき」に自分の人生を邪魔させないという強いパワープレイの意識を持つことです。自分という人間が主体であり、お金はその下にある。この距離感を保つことが、結果として長期的な成功(継続)につながります。
まとめると、どんなに相場が荒れても「俺という人間の方が上だ」とどっしり構えていれば、メンタルがぶらされることはありません。ちなみに私は、エアコンの停止ボタンが効かなくなった時にメンタルをぶらされました。以上です。
